PEファンドが求める人物像
同業はもちろん、投資銀行、FAS系ファーム、戦略・経営コンサルティングファーム、事業会社での投資経験者などが多く見られる経験です。
PEファンドでは、個人の学歴、職務経験や財務モデリングの知見はもちろんの事、コミュニケーション能力、信頼などが求められます。特にその中でもコミュニケーション能力などの個人が持つキャラクターは非常に重要視されている印象です。
PEファンドでは、若くして投資先企業の経営陣や従業員と対峙します。相手の懐に入り込めるコミュニケーションと、目上にも堂々と対峙するキャラクターが必須となります(面接のステップで、会食などが入るPEファンドもありますが、その中でキャラクターやコミュニケーションを見極める場合もあります)。
そして志望動機も重要視されます。あるPEファンドのパートナーにお話を頂きましたが「1件の案件に投資して、EXITするまでに3-5年かかる。投資先企業に常駐して企業価値向上をコミットする。数年で辞められてしまう方は採用したくない」と言い切られておりました。納得感のある志望動機が求められることをお忘れなきように。
またリスクに関して十分に理解をされている方を求られます。
そもそもPEファンドは、現在のファンド案件を成功させ、次のファンドレイズができないとそこでクローズになり働くことすらできません。成功すれば数倍もの資金になり返ってきますが、失敗した場合はお金は戻ってきません。そのリスクを承知のうえで入社を決意しなければなりません。投資して儲けなければならない、そのマインドは必須ではあります。
ただ、PEファンドはそれぞれのファンドで理念の違いなどがあるので、カルチャーマッチという側面では何社か同時に面接するようにお勧めします。